ギフチョウ

カンアオイウスバサイシンフタバアオイ

交尾行動 長野県 生息地 1 ギフチョウ 5月 三重県 2 ギフチョウ 5月 三重県
動画(交尾)
3 ギフチョウ 5月  三重県 4 ギフチョウ 4月 神奈川県 5 ギフチョウ 長野県
動画(イエローバンド)

 小学校の時に買ってもらった図鑑にギフチョウが載っていて、カンアオイを食うと書いてある。ある日 父がアオイの苗を買って来たので庭に植えて大切に育てた。芽が出て、葉が出たが、どうも図鑑の絵のものと違う。どんどん成長して大きな花を咲かせた、タチアオイだった。しかし、大分後まで、ギフチョウはこれを食べると思っていた。

 ギフチョウの生息地は家の近くにはなかった。新しい昆虫採集という本にギフチョウの産地が載っていて、裏高尾や石砂山に行けば見られると書いてある。ある日、比較的近い石砂山に行ってみた。そこは採集者が道のあちこちに立っていて、蝶は一向に現れなかった。暇つぶしにヒオドシチョウを網に入れると、みんなが集まって来た。網の中に入っているのがヒオドシチョウだと分かるとまた散っていった。
その頃有名な産地は次々と無くなり、自分の行動範囲が広がるに同じ同心円でギフチョウが衰退している様に感じていた。そして、関東産のギフチョウを見ることは無かった。

 しばらく虫を止めていたが、本や雑誌だけは買っていた。ある日、月刊むし、のバックナンバーを読んでいると、上越地方の産地が紹介されていた。数も少なくないと書いてあり、ちょっと遠いけれども行ってみたくなった。上越に興味があったのは他に理由があった、学生時代のアルバイト先にかわいい女性がいて、高田出身だった。雪の壁の話や大雪の時には二階から出入りする話を聞いていて、あの子の生まれて町を見てみたい気持ちが少なからず働いていた。


夜行列車を乗り継いで、高田駅に着いたのは早朝だった。駅前から生息地の方へ歩い行った、寺の多い町だった。地名だけは分かっていたが、詳しい場所はわからない。良さそうな林道に入ると、カンアオイの株がいくつかあった。花は口が細くなっていて、コシノカンアオイとは大分異なる印象だ、クロヒメカンアオイだった。カンアオイはあっても林道はかなり暗く、ギフチョウが飛ぶ環境とは程遠い。しばらく進むと、開けた場所があり、カタクリやショウジョウバカマが咲いていた、しかし、ギフチョウはいなかった。夜行の疲れもあってか、たいして歩いていないのに疲労感があった。靴を脱いで、石にすわって、春の日差しをあびながら、ぼけっと、していた。やはりいなかったか。と思って遠くのカタクリに目を向けると、黒と黄色のチョウが止まっている、あわてて靴をはいて、近寄るが、そこには、既にチョウの姿はなかった。きっとキアゲハに違いない。ため息をしながら佇んでいると、さっきのチョウが飛んで来た。ギフチョウだった。そして、周りのカタクリにも次々と飛んで来た。


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